2011年12月アーカイブ

[第三次]シアターアーツ 49号 2011冬 12月25日発売

[第三次]シアターアーツ 49号 2011冬

特集「ポストドラマ演劇〈以後〉」

『ポストドラマ演劇』の十二年後/ハンス=ティース・レーマン 翻訳=津崎正行・平田栄一朗
 ポストドラマ演劇とゼロ年代の日本演劇/西堂行人
 ブレヒト/ミュラー/ポストドラマ演劇──そしてレーマン/谷川道子

[対談]
 大震災と演劇 別役実×野田秀樹×山口宏子(司会)

[上演テクスト] やなぎみわ演劇プロジェクト1924
第一部 Tokyo-Berlin 作・演出=やなぎみわ
第二部 海戦 原案・演出=やなぎみわ 脚本=あごうさとし

やなぎみわ インタビュー/聞き手=柾木博行
歴史を撹拌する呼び声〜やなぎみわ演劇プロジェクトについて/森山直人

ITI世界の秀作短編研究シリーズ『画の描写』他(作=ハイナー・ミュラー・演出=小山ゆうな)
12/16(金)〜 18(日)他 イワト劇場(神楽坂)1,500円
海外戯曲のリーディング公演。ミュラーの同作は散文的テクストでどういう上演になるのかが期待される。

全州大学校公演『胎(テ)』(作=呉泰錫・演出=パク・ビョンド)
12/21(水)・22(木) 早稲田大学・小野講堂(早稲田) 入場無料
韓国を代表する劇作家の名作を韓国の大学生が演じる。韓国の大学演劇のレベルを知るには格好の舞台だ。

おふぃす3○○『乙女の祈り』(作=サリngROCK、石原燃、芳崎洋子、樋口ミユ)
12/21(水)〜 25(日) 座・高円寺1(高円寺)4,500円
複数の女性劇作家が一人の女優に捧げる戯曲。演じるは女総大将の渡辺えり。


西堂行人

チェルフィチュ公演『三月の5日間』(作・演出=岡田利規)
12/16(金)〜 23(金) 神奈川芸術劇場中ホール 3,500円
熊本公演で100回公演を迎えて横浜での上演。キャストも大幅に変更。岡田利規の出発点を今一度確認したい。

青年座公演『欲望という名の電車』(作=テネシー・ウィリアムズ 演出=鵜山仁)
12/15(木)〜 25(日) 世田谷パブリックシアター 6,500〜5,000円
音楽に小曽根真をむかえ、キャストもブランチに高畑淳子と熱い舞台が期待できそう。それにしても今月はテネシー・ウィリアムズの作品が多い。

第三舞台公演『深呼吸する惑星』(作・演出=鴻上尚史)
11/26(土)〜 1/15(土) 紀伊國屋ホール他 8,400円他
第三舞台復活解散公演。横浜公演で観る予定。虚構の劇団での試行がどのように表現されるのかを楽しみたい。


嶋田直哉

福島県立いわき総合高等学校 演劇部『Final Fantasy for XI.III.MMXI』(原案=いわき総合高等学校演劇部、構成・作=いしいみちこ、演出=長瀬有紀子)
12/21(水)〜 12/22(木)アトリエヘリコプター 2,000円
福島から発信される、3.11以後の「怒りや傷みへの祈り」。石井路子教諭には、本誌47号に「福島で生きる私たちの未来──演劇教育のこれまでとこれから」を寄稿いただいた。

デス電所『STRIKE BACK 先輩』(作・演出=竹内佑)
12/21(水)〜 25(日) 中野 ザ・ポケット 2,500円〜3,800円
今公演より劇団員になった、大学時代の同級生の姿に注目したい。

時間堂『星の結び目』(作=吉田小夏、演出=黒澤世莉)
12/22(水)〜 2012年1/2(月) こまばアゴラ劇場 1,900円〜3,000円
前回公演の三好十郎と打って変わり、今回は吉田小夏の作品を上演。25日の昼公演後、ポストパフォーマンストークに出演する予定。


藤原央登

福島県立いわき総合高等学校 演劇部『Final Fantasy for XI.III.MMXI』(原案=いわき総合高等学校演劇部、構成・作=いしいみちこ、演出=長瀬有紀子)
12/21(水)〜 22(木)アトリエヘリコプター 2,000円
作品が創られた背景も考える必要はあるが、まずはあの演劇演習室で力強く挨拶をしてくれた彼らの演技を観られることが何より嬉しい。

ITI世界の秀作短編研究シリーズ『光のない。』ほか(作=エルフリーデ・イェリネク、演出=長谷川 寧)
12/16(金)〜 18(日)他 イワト劇場他 1,500円
西堂編集長がミュラーなら、こちらのイチ押しは9月29日に世界初演されたばかりのイェリネクの『光のない。』。福島原発事故をノーベル賞受賞作家がどう描いたのか気になるところ。なお々シリーズは12/19(月)・20(火)に東京ドイツ文化センターでも別プログラムを上演する。

『アメリカン・ラプソディ』『ジョルジュ』(作=斎藤 憐、演出=佐藤信)
12/22(木)〜 26(月) 座・高円寺1 3,500円
ピアノの名曲の生演奏と俳優によるリーディングでつづる物語をシリーズ化しようとしていた斎藤憐。この年末は2本立て公演が実現したが、残念ながら追悼公演になってしまった。


柾木博行

第三舞台『深呼吸する惑星』(作・演出=鴻上尚史)
11/26(土)〜12/18(金) 紀伊國屋ホール(新宿)5,000〜8,400円 2012年にサンシャイン劇場でも東京公演有
1981年創立の30周年を期しての解散公演。80年代以降の若者の旗手はどこへ行くか。

新・転位21『僕らのガラスの動物園』(原作=T・ウィリアムズ、構成・演出=山崎哲)
12/1(木)〜6(火) シアターブラッツ(新宿) 2,500〜3,300円
一貫して犯罪を描き続けてきた山崎哲が今回は、なんと米国名作戯曲を。ただし生易しい潤色ではあるまい。

桟敷童子『幻夢漂流譚』(作=サジキドウジ 演出=東憲司)
12/12(月)〜 28(水) すみだパークスタジオ(押上)2,500〜3,500円
凝った舞台美術と役者たちの集団的パワーを見せ付ける桟敷童子が水人族の物語に挑む。。


西堂行人

青年団『サンパウロ市民』(作・演出=平田オリザ)
10/29(土)〜 12/4(日)吉祥寺シアター 1,500円〜4,000円
本作と『ソウル市民1939・恋愛二重奏』、2本の新作を加えた『ソウル市民』五部作連続上演が千秋楽を迎える。

ままごと『あゆみ』(作・演出=柴幸男)
12/1(木)〜 4(日) 森下スタジオ Cスタジオ 1,000円〜3,500円
2008年の初演以降、いくつかの短編・長編バージョンが存在する代表作を再創作。

演劇集団 砂地『令嬢ジュリー』(原作=ストリンドベリ、構成・台本・演出=船岩祐太)
12/7(水)〜 11(日) SPACE雑遊 3,000円〜4,000円
古典作品を現代社会に照射させる船岩演出。ストリンドベリの劇世界から、どのような現代の問題が摘出されるか。


藤原央登

SPAC『オイディプス王』(作=ソフォクレス、テキスト=小里清、演出=小野寺修二)
11/26(土)〜 12/4(日)静岡芸術劇場 4,000円
鈴木トレーニングメソッドで育ったSPACの俳優を使って小野寺が、どんなスケールの悲劇を描くか注目したい。

劇団山の手事情社『道成寺』(構成・演出=安田雅弘)
12/7(水)〜 11(日) アサヒ・アートスクエア 5,000円
安珍・清姫の道成寺伝説をスタイリッシュに完成させた山の手の代表作。終幕に舞い散る黒い桜の花吹雪を、今年はどんな思いで見つめることになるだろう?

SCOT『帰ってきた日本』(構成・演出=鈴木忠志)
12/9(金)〜 11(日) 吉祥寺シアター 5,000円
長谷川伸が描いた母と子の物語から日本人の精神を浮き上がらせる。この夏利賀村で上演した第2部に第1部を加えて再構成したニューバージョン。


柾木博行