劇評講座Vol.6「公開フォーラム 震災後の演劇を語る」

[第三次]シアターアーツ劇評講座開催のお知らせ

 「第三次シアターアーツ」では、現代演劇の先端的な問題についてのトークを「劇評講座」という企画で随時展開しています。第6回目は、3月11日に東北地方を中心に甚大な被害をもたらした東日本大震災を受けて、「公開フォーラム 震災後の演劇を語る」を開催します。

 2011年3月11日午後2時46分、東北地方を中心に東日本を襲った大地震は未曾有の被害を出しました。地震に続く大津波は被害を拡大し、現在死者・行方不明者は推定2万7,8千人に及びます(4月15日現在)。さらに地震・津波によって福島原発から放射能漏れという甚大な問題も起こり、いまだ解決を見ていません。漁業や農業の豊かな宝庫であった東北、日本の基幹産業の根拠地であった北関東。生業を奪い、日本社会の根元を揺るがしかない状況が日々進行しつつあります。
 この大惨事を前にして、演劇に何が可能か。演劇人はこの状況の下、何ができるか。人間の未来はどうなるか。
 こうした問題について、被災地・仙台で長年演劇活動を続けてきた劇作・演出家の石川裕人氏を迎え、新作『シングルマザーズ』の宮城えずこホール公演を敢行した永井愛さん(二兎社)、16年前の阪神・淡路大震災で実際に被災した経験を持ち、今回の震災でも4月中旬に被災地を取材している内田洋一氏(日本経済新聞)を交えて、今、何が問題なのか、これからわたしたちはどうするのかを語り合います(司会・進行=西堂行人)。

 当日はパネラーの報告をもとに、会場から広く意見を募るフォーラム形式で行ないますので、発言されたい方、貴重な情報や提言のある方の参加をお待ちしています。

シアターアーツ劇評講座 Vol.6「公開フォーラム 震災後の演劇を語る」
◇日時:5月8日(日)18:30〜21:00
◇会場:三軒茶屋キャロットタワ―(世田谷パブリックシアター)4階ワークショップルーム
◇参加費:1,000円(資料代)

石川裕人(いしかわ・ゆうじん) 劇作・演出家。81年に十月劇場を結成し、95年より現在まで TheatreGroup"OCT/PASS"を主宰。仙台在住の劇団としては、東京、大阪など全国で公演活動を展開する。この春、初の戯曲集『時の葦舟』三部作を刊行。

永井愛(ながい・あい) 劇作・演出家。二兎社主宰。最新作『シングルマザーズ』で全国公演ツアーを果たす。近年の代表作『こんにちは母さん』『歌わせたい男たち』などで読売演劇大賞、朝日舞台芸術賞などを受賞する。

内田洋一(うちだ・よういち) 1960年東京生まれ。日本経済新聞で演劇担当記者を務める。『野田秀樹』にて第15回AICT演劇評論賞受賞。他に編著『阪神大震災は演劇を変えるか』、評論集『現代演劇の地図』などがある。

西堂行人(にしどう・こうじん) 1954年東京生まれ。現在、第三次「シアターアーツ」編集長。日韓演劇交流センター副会長。近年の著作に『劇的クロニクル』『現代演劇の条件』『演劇は可能か』などがある。編著に『演出家の仕事』の60年代、80年代版がある。


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